村松先生
ファーマクラウド(以下、P):——まずはメドシェアを知ったきっかけを教えてください。
できじま調剤薬局 村松先生(以下、村松先生):不動在庫の処分に悩んでいたんですね。金額的にも大きいものが多いし、もったいないなぁと。どうしたものかなあと考えていたら、ちょうどマルタケ[ 1 ]さんに「メドシェア」を紹介してもらいました。ファーマクラウドさんのこともそこで初めて知りました。
P:——他にも似たサービスはたくさんありますが、他社のサービスを検討されたことはなかったんですか?
村松先生:仲間内や近所の薬局さんとシステムをいれようと試行錯誤したんですが、なかなかうまくいかなくて。メドシェアの良い点は導入費用や売買手数料が一切かからないことですかね。
P:——「無料が決め手になった」という薬局さんは多いですね。わたしたちも導入をすすめる際は「試しに導入して気に入らなかったらいつでも止めてください。タダなので」とご案内します。
P:——実際に導入してみて効果はどうでしたか。不動在庫の処分に役に立ちましたか?
村松先生:すごく役に立ってますよ。値段が高いものほどよく捌けるんです。だいたい、出品して一週間も経たないうちに買い手がつきますね。もちろん、購入するときも安く買えるのでお得ですよね。暇なときには何が出品されているのかチェックするのが楽しみになりました。
P:——「高いものほどよく売れる」という感想は非常に多くいただきます。高いものほど値引きの金額も大きいことが多いのでお得ですからね。先生のように出品物をチェックされている店舗さんがたくさんいて、高いものは先をあらそって購入される傾向があります。
ほかにもメドシェアは自分の店舗でよく調剤されている出品を優先的に画面に表示させる機能[ 2 ]があるので、他のサービスより売れやすい・買いやすいという感想もいただいてます。
P:——先生はいつもどんな品目を出品されるんですか?
村松先生:抗精神薬が多いですかね。サインバルタやパキシルCR錠とか。こういうお薬は飛び込みの患者さんが多いので一回限りの調剤で期限が切れちゃうことが多いんですよ。
P:—そういったお薬は近隣で譲りあうのは難しいということでしょうか?
村松先生:そうですね。でもメドシェアに出品すると、あっというまに売れますから。薬価で1万円を超えるお薬なんて数日で買い手がつきます。
P:——それはよいことを聞きました。他のユーザー様にも案内してみます。逆に安いお薬はあまり出品されないんでしょうか?
村松先生:安いものを出品したことはあるのですが、送料や銀行振込の手数料なんかでメリットがないんですよね。でも、高い出品が購入されるタイミングで他の安い出品も買ってくれる薬局さんが多いですね。気を使ってくれてるんでしょうね(笑)
P:——メドシェアに登録されている店舗さんは、みなさん不動在庫という共通の悩みを抱えている薬局さんなので親切な方が多いですよ。
P:——実はユーザー様の多くは近隣で売買する「小分けサポート」機能をメインで使われるんです。遠方の知らない薬局さんとのやりとりに不安があるという方が多いんですよね。先生はそういったことは気になりませんでしたか?
村松先生:私はあまり気にならなかったですね。今のところはトラブルなくやっています。 相手の方も慣れている方が多いので。基本的にメールのやり取りですが、どの薬局さんともスムーズに連絡がとれて特に戸惑うことはなかったです。
P:——高いお薬をわれ先に購入する薬局さんなら慣れていることが多いでしょうね(笑) 高くて希少なお薬ほど近隣でさばくことは難しいので、ぜひ積極的に全国とやりとりして欲しいところです。みなさん、最初は不安かもしれませんが一度やりとりしたらすぐに慣れるとおっしゃいます。
P:——最後に、メドシェア導入を検討されている薬局さんに一押しポイントを紹介してください。
村松先生:薬局の経営に非常に役立つサービスだと思います。思った以上に手間は掛からないですし、他のサービスと違って手数料も掛かりませんし。メリットしかないと思いますよ。出来れば近隣の薬局さんもみんな入ってくれればもっと使いやすくなると思いますけど。
P:——素晴らしい感想ありがとうございます。近隣のユーザーさんを増やすようもっと頑張ります。
[ 1 ] 新潟県の医薬品卸会社
[ 2 ] 調剤実績を元に自分の店舗では不動在庫でも他の店舗ではよく調剤されているお薬をマッチングする
[ 3 ] グループ登録するとお互いの店舗でよく調剤されているお薬が確認できる